小さな発見がつまった森の恵み
- 将太郎 石垣
- 6月17日
- 読了時間: 3分
小さな発見がつまった森の恵み
——桑の実とミョウガのおはなし——
「たべられる森の植物園」の中には、ちょっと不思議で、でもどこか懐かしいような植物たちがたくさんあります。今回は、そんな森の中でとくに人気のある「桑の実」と「ミョウガ」をご紹介します。
桑の実(くわのみ)は、初夏の森でこっそり色づく、あまい木の実。最初は白っぽくて目立ちませんが、時間がたつと赤くなり、やがて黒っぽくなると完熟の合図。指でそっとつまむと、ぽろっと取れて、口の中に広がる甘酸っぱさはまるで自然のキャンディです。昔の子どもたちは、駄菓子のかわりにこの実をつまんで遊びながら食べていたんだとか。
桑の葉は、かつて日本で盛んだった「養蚕(ようさん)」、つまり蚕(かいこ)を育てるための大切な食べ物でした。そう、シルク(絹)の元になる繭を作る蚕たちは、桑の葉だけを食べて育ちます。そんな歴史のある木が、今もこうして森の中で実をならし、私たちに季節の味を届けてくれるなんて、ちょっとロマンを感じますね。

一方のミョウガは、夏から秋にかけて、ひっそりと地面のすき間から顔を出す香り野菜です。背の高い葉っぱの影にかくれるように、赤紫のつぼみが現れたら、それが食べごろの「花ミョウガ」。刻んで冷ややっこやそうめんの上にのせると、さわやかな香りと少しのピリッと感がアクセントになります。
「ミョウガを食べると物忘れする」なんて言い伝えもありますが、これは食べ過ぎを注意する昔ばなし。実際は、夏の疲れをやわらげてくれる働きがあり、体にもうれしい野菜なのです。

この植物園では、ただ「見る」だけでなく、葉っぱの形や色の変化を観察したり、香りをかいだり、実際に収穫してみたりすることができます。自然の中にある「ちょっとした不思議」や「季節のうつろい」に気づくことで、食べものが育つしくみや、いのちのつながりを感じられるはず。
木陰でゆっくり歩きながら、家族みんなで「発見ビンゴ」にも挑戦してみてください。小さな一粒の実や、葉っぱの下のつぼみが、きっと楽しい学びのきっかけになりますよ。

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